商品アイデアの素【067 “五変化で心をつかむ”――名古屋『うなぎのしろむら』「活うなぎひつまぶし上」に学ぶ、フリーランサーのための“味変戦略”が話題】

ヒットする商品には、ヒットする秘訣要素が必ずあります。

ヒット商品の秘話を参考例に、どのような要素が必要なのかを一緒に考えてみましょう。

今回は、名古屋『うなぎのしろむら』「活うなぎひつまぶし上」を題材に考えてみました。

同じメニューを多方面で楽しめる、その心くすぐりを完璧なまでに具体化したのが、名古屋の『うなぎのしろむら』で提供される「活うなぎひつまぶし上」です。

ふつう、ひつまぶしといえば「そのまま」「薬味」「出汁」の3段階で食するのが常識。ここに、うなぎのしろむらは「味付卵黄」、「とろろ」を加えて、その常識をやすやすと超えてきました。

5つの視点

1. 独自性と差別化

《特徴》
通常のひつまぶしは「そのまま」「薬味」「出汁」という三段階の味変が一般的ですが、「うなぎのしろむら」ではさらに「味付卵黄」「とろろ」といった新しい変化を加えています。これは、既存の価値に飽き足らず、ユーザーが想像しない“もう一歩先”の体験を提供する姿勢に基づいています。その結果、「どんな味が来るのだろう？」というワクワクを最後まで持続させています。