商品アイデアの素【041 ご当地カレーの影に“仕組みあり”──にしき食品に学ぶ、フリーランサーのための“裏方力”ビジネス戦略が話題】

ヒットする商品には、ヒットする秘訣要素が必ずあります。

ヒット商品の秘話を参考例に、どのような要素が必要なのかを一緒に考えてみましょう。

今回は、レトルトカレー製造「にしき食品」を題材に考えてみました。

「目立たなくても、必要とされる存在になりたい」 そんな想いを持つフリーランサーへ。

全国で急増する“ご当地カレー”ブーム。その裏側で、味のクオリティと供給体制を支えるプロフェッショナル集団がいます。 それが、宮城県岩沼市に本社を構える「にしき食品」。

彼らは、自社ブランドだけでなく、全国の規格会社・企画者とタッグを組み、“作り手”として裏方に徹しながらも、確かな品質でヒット商品を支える存在です。

この記事では、にしき食品のビジネスモデルを深掘りしながら、フリーランサーが裏方ポジションで成功するための5つのヒントをお届けします。

1｜“分業”で高品質を保つという発想

にしき食品の最大の特徴は、「企画と製造を分けている」点です。 カレーのコンセプトやパッケージは各地の企画会社が考え、にしき食品は“つくる”ことに特化。